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八幡浜が熱く燃えた二日間

愛媛新聞や読売新聞、EBCニュース、八西CATVなどでもご覧になった方も多いかとは思いますが、5月27,28日は八幡浜がマウンテンバイクのレースで燃えに燃えておりました。

写真は騒速のケンタ、コメントの自転車店はワタシです
素晴らしい天気のもとで開会式

二日間にわたって行われた【やわたはま国際MTBレース2023】ですが、八幡浜市民スポーツパークに常設されているコースの半分を使って3時間耐久エンデュランスが行われます。3時間の間にどれだけ走行できるかを競うイベントで、個人で参加する部、二人、三人、年齢や女性だけの部なども幅広く表彰がわかれているのもポイント。

フィールド社が設置したテントエリア

3時間の間に選手交代などを行うのですが、休憩中はテントで談笑したり、コースサイドに応援に行ったりとワイワイと楽しみながらという雰囲気です。

脚につけた計測バンドを受け渡して選手交代です!!

3時間もあるとバイクトラブルが起こる事もあります。フィールド社は会場にメカニックブースを設置しておりましたので、現地でも即修理対応できるように準備しておりました。この日だけでもチェーン交換、タイヤ交換3本(チューブレス)、変速調整、ハンドル修正、クリートネジ折れ、ディスクブレーキ修正など。(1日を通して)全て無事に対応することができました。

フィールド社の区画にSPECIALIZEDのテント設置し新製品の展示

2日間フィールド社の区画にSPECIALIZEDのテントを設置し、先日発売されたばかりの新製品
SPECIALIZED S-WORKS EPIC WORLDCUP を展示していました。
このはEPICはダブルサスペンションでありながらペダルレスで9.35kgという驚異的な軽さを誇るレーシングマシンです。サスペンションのセッティングについては細かな調整が必要となり多少デリケートな部分が従来のモデルに比べてありますが、それでもこの軽さは衝撃的です。

NEW EPIC WORLDCUPに集まるフィリピンナショナルチーム

このモデルは日本にもまだ数本しか入荷してきていませんし、世界的にもまだ珍しい製品です。実際に走行している場とすればヨーロッパで行われているワールドカップそのもの位でしか見られないような製品です。それが、この八幡浜で現物を見られるようにできたというのは本当に運が良かった。
海外のチームも驚いて集まってきていました。ちなみに一番手前にいるのはアリアナ選手。超すごい選手です!(過去に彼女のバイクメンテナンスしたことあったりする)

3時間耐久でマウンテンバイクコースを走る…飛ぶ!?八幡浜市長

3時間耐久は本当にたくさんの選手が走ります。当店のお客様も多数参加されています。八幡浜市役所のチームも幾つか出走しているのですが、その中には八幡浜大城市長も。なんと。市長飛んでます。マウンテンバイクで飛んでしまう市長なんて全国探しても八幡浜市以外ないでしょう!
ボスがこんな感じで牽引するんだから、そりゃぁ八幡浜は凄いですよ。熱いです!

3時間を走り終えた選手たちを拍手で迎える
SOHAYA RACINGで集合写真

SOHAYA RACINGでは3部門で優勝、EHIME HAPPY GIRLS RACING TEAMは準優勝と素晴らしい成績を収めることができました。

お昼からはキッズクラスやビギナークラスも開催。こちらもお客様が多く参加されており、応援させていただきました。この日は本当に日差しがキツく、なかなかにハードなコンディションでした。

レース後は八幡浜婦人会の皆様が作る八幡浜ちゃんぽん

レーススケジュールが終わったら夕方までコースオープンされて登録レースを走る選手たちがコースの試走を行います。その間私はブースに待機してメカトラブルなどもサポートを行います。

ちょっと合間に他チームのブースに挨拶して回ったり。この3人は同世代の自転車店主
左から愛媛フィールド社、福岡click八幡、高知サイクリングショップヤマネ
現場を知ってこそのスポーツサイクル店。こういった繋がりがあるからこそコロナ禍の部品が手に入らないときでも助け合って乗り越えることができたし、細かな情報のやりとりもできる。店が開いてなくてご迷惑をおかけすることも多い店主たちすが、、、全員大真面目に現場仕事してますのでそういう店だとご理解ください!

会場にはNESTO、MERIDA、SCOTT、GIANT、SPECIALIZED、などのマウンテンバイクを扱うブランドのテントが並び、会場の雰囲気を盛り上げてくれました。そのなかでもNESTO Factory Racingはここ数年各地のレース会場でブース出店をされてレース会場を盛り上がてくれています。現在のマスタークラスチャンピオンやエリートクラス上位を走る選手が在籍しており注目のバイクブランドチームです。
NESTOのホームページはこちら
NESTOのクロスバイクや子供車などは量販店で販売していたりするのですが、本格的なマウンテンバイクやロード、シクロクロスバイクはプレミアムショップでしか扱う事ができません。マウンテンバイクに関してはクロスカントリーモデルに注力をしているだけでなく、NESTOは、製品開発チームが日本国内で行っているというところも魅力的です。
フレームセットの価格などもかなり抑えめに設定されています。現在愛媛県では販売店がありませんので、どなたか興味ありということなれば、フィールド社としても取扱いを積極的に考えたいと思います。まずはホームページをご覧になってください

2日目

二日目のブースエリアは一気にレースモードに

あさの6時には現地入りし、ブースセッティングを行い、朝一番のレースに備えるのがフィールド社の役割。

出場する選手のバイクチェックを行い、トラブルが起こらない様にセッティングの確認、各部のゆるみがないかを確認していきます。あとは選手の気持ちを作るのが役目かなと。

ブースの中では準備をしたりゆっくりしたり。きつい日差しを避けて快適な環境をつくります
受験明けから2か月。少しずつリズムを取り戻すケンタ
一週間前にインフルにかかった倫太郎
初登録レースの悠史、ヒカル君
ここ数か月で爆伸びアユム君、ニューバイクでノリノリです
八幡浜の登録レースで走る激坂は構えてないと前タイヤが浮き上がるほどです
EPICHTの効果は感じることができたでしょうか!?
アドバンスクラスで準優勝のウィル。エリート昇格権GETです
アドバンス熱い走りで完走!!成長が止まらないMASUDA!!
女子マスターで優勝。流石の走りですサユリさん
レース中に受け取るボトルの種類や順番などをメンバーと確認してレースに備えます
XCOレースではスタート直後から猛烈アタックなのでウォーミングアップ重要です
出走前に愛媛勢がボチボチ揃った枠
エリートクラスのスタート前、緊張感が。。。
猛烈な勢いで走り抜けます

スタートする時、私は6列目くらいに。他のチームメンバーはポイントがあまりなく、ほぼ最後尾くらいかな?自分はある程度の慣れもあるのでするすると前に出る事が出来ました。最初の頃で23番くらいまであげることができました。アップが良い感じだったようでそれほどキツクもなく、調子は良さそうでした。

昨年に比べ自分の走りができるようになってきたタケシ先輩
エリートクラスで初の八幡浜、中川氏
前回のレースで昇格権を得てエリート出走のブルース様!
9位で完走をした村上功太郎
ジュニアクラス9位完走 村上ヒカル
菖蒲谷から登録レース出場の松山学院楠本君、初ジュニアクラス11位完走!!
八幡浜名物ゴジラの背中

レースが始まってスタートはそこそこ悪くない感じ。北コースを順調に走っていると少し先の岩が続く下りで「バキャー!!」かなり凄い音が響く。しばらく進むとリアホイールを粉砕した選手が。。。コースの過酷さとトップ選手の進入速度の速さがわかる。。。気をつけねば。
下りの途中で前の選手が中切れしそうになる「おい、車間空いてるぞ!」と発破をかけてペース上げさせるけど、その後の登りで離されるっていうww
そんな事は想定済みなので問題はないのですが、とにかく1周目のグラウンドに出る坂と桜坂の応援が半端ない。20番台で1周目通過というとかなり速い部類にはいるので観客も盛り上がりやすい。「よし、第一ミッションクリア」
そこからは今の練習量でどこまで持つか分からないけど、いけるところまで行こうと。案の定少しずつ後方からあがってくる選手にパスされるのですが、ペースをガタっと落とすことなく、なんとか食い下がりながら走る。
1周の内に二回補給を受け取るフィードエリアというものが設置されているのですが、今回ここで必須なのは掛水だった。熱くてたまらない。水をかぶって冷却しないと走れたものじゃないのだが、今回のレース、自分に余裕がなく、キャッチミスを連発。余裕がないとこうもダメか。。。

レース中は色々なトラブルが起こる。前走者が転倒する場合もあるし、下りの途中ならばそれを避けなければならないし、今回は運よく避けることができてラッキーな瞬間もそのシーンをお客さんが動画に撮ってくれていた。
動画はこちら そのシーンは24:50くらいかな
他のクラスも含めて撮ってくれていますし、コースの中を色々移動してくれているので面白いですよ。

4周目に入るころ、突然右脚が痙攣しはじめる。それまでは左がヤバイな~!?とか思ってたのに前ふりなくいきなり右にきた。しかも4周目最初に。慌ててボトルに入っている水を右脚にかけながら走る。それでも収まらないので痙攣より痛いと思う刺激を右脚に加えてちょっと麻痺。そのままシングルに侵入して下っていく、フィードで炭酸抜きコーラを受け取り、ボトルの水をさらに脚にかける。桜坂は絶対乗っていかないと止まったら脚が確実に痙攣すると思い必死で乗ってあがる。掛水が効いたかコーラが効いたか?ゴジラの背中手前で少し復活してさっき抜かれた選手を追う。自分にLAPタイム的には次の周回に入れず、コースからラップアウトさせられることは確実だったので追いついた選手をどこで抜こうか?と考えながら追走。なんとか順位チェックポイントの直前で抜き返すことができて32位でレースは終了。
エリートクラスでしっかりと勝負するための練習ができていないのでそれなりの走りしかできませんでしたが、それでも出来る限りのレースはできたかなと思います。次のXCOレースは7月9日の全日本選手権。それまでに少しでもいい状態にしたいなと思います。

閉会式後の集合写真

八幡浜特有のお菓子まきで締めくくる閉会式の後はみんなで記念撮影。
ちなみに左側のオレンジのポロシャツを着ている男性は八幡浜大城市長です!

素晴らしい、八幡浜大会です。

PHOTOBY  伊東 秀洋 ・ 高野 光夫

月曜日は大会で準備した道具の片付けや整理、部品を元の場所にもどしたり。
他の業務もあるので平行して。
火曜日は作業日としてそのまま営業せずに予定していた納品や他の業務を行っています。

営業そのものは水曜日からとなりますので、ご了承ください。
後ほど再アップしますが6月の営業案内をこちらにも載せておきます。

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