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2024マウンテンバイクXCO全日本選手権に行ってきました

全日本が終わってから1週間以上も経つのですが、記録としても振り返り。(長いっす)

会場は昨年度と変わらずの長野県富士見パノラマ。愛媛県からだと800kmくらいドライブすれば到着します。会場は昨年と同じでしたが、コースはまったくの別物で日本最強を決めるには最高のコースでした。

金曜日の夕方フィールド社に集合して遠征です。今回は私、上野倫太郎、村上健太、村上寛(サポート)、日野歩夢の5名で移動。ステップワゴンに4台MTBとスペアホイール5本バッチバチに詰め込んで出発です。途中で仮眠をとりながら翌朝8時には現地入り

FUKAYA.VERRA,YAMAMOTO
アジアチャンピオンの所属する宇都宮ブリッツェン。チームのトップも会場いりしてましたね
MERIDA,VITTORIA,NESTO
GIANT JAPAN.MAXXIS

全日本選手権ともなるとメーカーブースも多めですし、ショップチームエリアも全国各地から集まりブースを作って会場の雰囲気は最高に良い感じです。全日本来たな!!って感じになります。
ここにスペシャライズドのブースが無いというのが超不満ですね(ショップとしてもファンとしても)

受付を行った後は試走時間までみっちり1周コースウォークを。
長旅とコースウォークにACTCYCふくらはぎサポーターACTLEGが大活躍。こちらの商品は松山市で唯一フィールド社のみが店頭販売しております。在庫も試着用もございますので、ぜひに。

コースをひたすら歩く。木の根や岩の位置把握、登りでタイヤを通すライン(抵抗小)を考える
このルートには、失速ライン、王道ライン、前走者へのアタックラインの3パターンがあります
自転車で試走するだけでは、よりよいラインを考えることができません。歩くの大事

大岩3連越えセクションのAラインこれを下ります!!この難易度は画像で伝わるかなぁ?岩についたクランクかチェーンリングなどの痕跡がタマランですね。最高に楽しいです。

Bラインはこっち。小刻みにハンドリングする必要があるのでミスると時間かかります。危険性は少ないのでAライン走れない人はこちらを選択します。

映えスポットAラインです。見た目が激しいです。下ってみるとそうでもないですが雨で濡れると危険度MAXですね。僕は本番ここで痛恨のチェーン脱落をさせてしまいました。

幻に消えたドロップセクション。僕としては好物。ユース達もちゃんとコースウォークで下見をして、試走時間に何度も確認をしてトライを繰り返し、きちんとクリアできるようになりました。それが難しいと判断すればBラインを走ればいいわけで、当然Bラインも試走しました。しかし、試走時間に多くの落車が発生。救護の導線がよろしくないとのことで、この区間はクローズとなりました。とても残念です。導線がよろしくないという理由はコース設定時からの問題なので試走日までに解決して欲しかったし、落車が多すぎる問題は選手が自分の力量を見誤ってAラインを走ってしまったという技量不足ですよね。ドロップの作りも着地点も気になるところはなかっただけにコースクローズは本当に残念。

コースウォークを終えて試走を行いました。MTBのレースはコースを覚えてリズムを掴むことが重要なのでまずは確実に走る事から行い、その後に反復練習をします。進入速度だけでなくどれだけ早く難セクションを抜け出すことができるか?次の高負荷がかかるセクションにスピードを活かして進入できるかを反復する事で確実なものとします。一通りのことが納得できる状態になれば全体的にスピードを上げてレースを想定した速度で走る。レースペースで走る事で思った以上にコーナーが膨らんだりラインが変わったりすることに気づく事が出来ます。全日本の試走日は残念ながら午後から雨が降ってしまいコースコンディションが激しく変化。レース当日は晴れてドライになる予報だったので予定より早めに試走は切り上げました。

レース会場ではたくさんのショップチームとお会いして刺激を受けたり情報共有したりします。同世代で頑張っている福岡のClick八幡&サイクリングショップヤマネのお二人は真剣にライダーさんの事を考えて準備を怠らない素敵なショップです。

土曜日に行われたXCC(クロスカントリーショートサーキット)で日本チャンピオンになったパリオリンピック日本代表の川口うらら選手と初めて写真撮ってもらった。もともと兵庫県のチームで交流もありわざわざ写真撮ったりもしたことなかったけどせっかくの機会だったので♪パリオリンピック頑張ってきてねー!!

この日の宿泊は会場まで車で30分ほどにある諏訪湖近くの古民家宿に。レース遠征の中にも訪れた場所を愉しむ事も忘れずに。

大会当日の朝はユースクラスに出場する選手が30分間設けられたコース試走に。その間に大人たちはコース上に設けたられたフィードエリアにスペアホイールやかけ水で使う「水」を運びます。これが重い…20ℓタンク担いでコース中腹まで登るので…上半身に堪えるwww
試走では大きなトラブルもなく選手が帰還。バイクチェックをして備えます

招集時間が近くなりバイクトレーナーでウォーミングアップを行います。本人たちは緊張のど真ん中に居る頃かと

ユースクラスには全国から30名ほどが集まりました。限られた年代での競技なだけに互いが意識をしていて熱いレースが観られます。彼らには8月JOCジュニアオリンピックという大きな大会も控えていますので、こちらにも出場する選手が多いのかな

#918 村上健太は上手くかみ合わないレースとなり本人にとっては悔しい結果に本来の実力を発揮できれば上位には食い込めると思うのですが~

#909 上野倫太郎 13位 後半にペースを落とすことなくアゲていける事で本人の自信にもつながる良いレースになった。ラストチャンスで変速トラブルを招いてしまい順位を少し落としたのは残念だが番手を上げるためのアクションだったので、この経験は次に活きるでしょう。目下の課題は難セクションへのチャレンジと縦の動きへの対応。登りやそもそもの速さは継続したトレーニングの上に成り立つものなので計画的に活動してもらうしかないですかね。

#915 日野歩夢 難セクションを得意とする彼はパワーもあり可能性を多く秘めている。スタートの落車に巻き込まれてしまい、それを挽回するためにオーバーペースで走ることに。後半失速はしたが熱いレースはできていたので次のレースでは期待したい

#910 横山拓生 サイクリングショップヤマネ高知CTC所属。小さなころから八幡浜大会やシクロクロスで交流がある。前日の全日本XCCで優勝をしてXCC全日本チャンピオンになった彼は序盤上位に迫る走りをしたが後半少し番手を落とし12位でフィニッシュ 体つきもしっかりしていて技術もパワーも備えた選手で今後に期待。

ちなみにマスタークラスに出場したサイクリングショップヤマネの山根大輔。気持ちよく飛べるジャンプセクションで飛びすぎ→木に激突でちょっと苦しいレースにww
それでもその後にユースクラスのフィードも行い、エリートクラスでは私のフィードにも入っていただき大感謝であります!!

ユースクラスのフィードを終えてからはエリートクラスのレースに備えて準備を行います。補給のボトルを準備してバイクチェック。気温がかなり高くなっていたのでウォーミングアップはストレッチと会場近くの林道を登ったり降りたり(日陰でス涼しい)を行いました。暖めるというよりは体の可動領域を増やしてスムースに力を出せるように体を動かしました。氷嚢を背中に入れて招集エリアに向かう。77名が出走するエリートクラスで42番コール

6列目に並び号砲を待つ。スタートと同時にペダルキャッチを行い全開で前に出る。ラインを見極めて一つでも前の番手でレースを進めることが重要なのでが、八幡浜大会の時ほどのキレが無い。35番前後で周回に入った感覚だった。なかなかペースを上げきれずに苦しい展開だがコーナーの立ち上がりの度に強く踏んでスピードを乗せることを意識する。

1周目を終える頃にチラっとチームメイト#60 佐伯剛の姿が見える。今回かなり上位までアゲてきている!これはこのまま追いついて来れば一緒にペースを上げて走れるかと期待はしたが一緒に走る事にはならなかった。自分のゼッケンからはランクを大きく上げて43位で終了した。

富士見のコースは下りセクション激しめで登りは斜度キツめだ。ちょっと気持ちを切らしただけで一気に大崩れするコースである一時は25~28番辺りの選手と競っていたが大岩下りでチェーンを脱落させていまった。ラインを外してバイクに大きな衝撃を食らわせてしまい、その衝撃での脱落。やっちまった!という感覚がラインを外した時点であったので納得しながら復旧をするが10人くらいに抜かれてのリスタートとなった。

4挽回をするべく登り返しの度に全力を込める。このレースはトップから80%タイム差をつけられると次の周回にはいることができないのだ。どの選手も自分の置かれている状況は理解しているので必死である。ラップアウトされるまで全力は出し切れたが、結果はトップから-3LAP 34位で終了。トップと同一周回でゴールなど果てしなく遠いなと再認識させられてしまった。ですが、まだ諦めるつもりはなく、このマウンテンバイクXCO(クロスカントリーオリンピック)競技において日本のトップ選手と同一周回でレースを行う自転車屋店主でありたいと思うし、機材、トレーニング、バイクコントロール、レース感を突き詰める事は愛媛県で自転車店を営む者として他店には無い経験と強みを自らが持つという自信にもつながるし、お客様へのより良いサービスの提供になると考えている。だから私共はレース活動を続けるし、地方での草レースも開催する。自転車を愉しむ機会や場を創るのが自転車屋の役割だと考えていますので、今後ともよろしくお願いします。

私どもの今後の予定は
7月21日 裏石鎚山ヒルクライム(MAVIC TEST RIDE &WAHOO TEST RIDE)
7月27日 山陽建設佐木島ロードレース(タカト)
7月28日 広島トヨタ広島クリテリウム(タカト)
8月4日 ふたみトライアスロン(代表)
8月3・4日 白馬JOCジュニアオリンピックMTBXCO(ユースメンバー)
8月11日 すくもグラベルまんぷくライド(お店休み)
9月1日 愛媛ライド(未定)
9月8日 石鎚山ヒルクライム(本家)(代表とタカトの予定)
ざっとかんな感じです。どこかで重信川ドボンライドでも行こうかな?そーめん流しライドでもええけどな。とも考えてますが。まだ未定

と、まぁこんな感じに大人も若者もマウンテンバイクレースを愉しんでます。こんな熱いMTBレース活動に興味ある方いらっしゃれば、一度ご相談ください。ショップ関係なく交流を行う愛媛MTBという団体もありますし、ガッツリやろうじゃないかと思えば騒速レーシングという選択肢もあします。全ては相談のうえでとなりますが、ご興味あればぜひ。

帰路のSAにてフィールドTシャツと偶然出会う!!全日本の会場でもフィールT愛用者がいました!!実は流行っているフィールドT。フィールド社にお立ち寄りの際はお土産としてどうぞww

遠征車両の洗車、バイクのメンテナンスは翌日の月曜日に完了。月曜定休にしているのはこういった後片付けをきちんとするため。
BIKE1
S-WORKS EPI WC
ROCKSHOX SID SL BRAIN
SRAM AXSコンポーネント
ROVAL CONTROL SL WHEEL
Wahoo ELEMNT ROAM
FRONT FASTTRACK
REAR RENEGADE

BIKE2
S-WORKS EPIC HT
FOX RACINGSHOX SC32
SRAM GX EAGLEコンポーネント
ROVAL CONTROL WHEEL
FRONT FASTTRACK
REAR RENEGADE

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