第34回マウンテンバイク全日本選手権大会in八幡浜
少し日が経ってしまいましたが、11月20・21日に八幡浜市で開催された第34回マウンテンバイク全日本選手権大会in八幡浜に参加してきました。
コロナ禍で各種大会数が少なかったり、海外などの大きな大会に参加できないなど、日本のプロアスリート達は活動のしにくい2年間となっており、日本一を決める全日本選手権も開催そのものが危ぶまれていましたが、八幡浜市で開催ができることとなり、全国各地から選手達が愛媛県にやってきました。
レースコースの試走ではトラブルがつきもの。今回はリアディレーラーの破損が1件、ディレーラーハンガー変形による交換が2件、フロントフォークスタックダウン1件、チューブルスバルブの交換が2件、リアカセットギアの変形が1件、これらを即対応で修理してレースに挑める状態にするのが私の役目です。この現場対応が店の作業でも活き、仕事場での経験が現場でも生きています。
ユースクラスにはいつも一緒に練習をしているケンタ君が出場し、今までの練習以上の走りを魅せてくれました。子供の成長は嬉しいものですね。
この日は愛媛MTBからも多くの選手が参戦。選手をまとめたり、段取りしたり、マークーさんいつもありがとうございます。
女子の部では各種カテゴリーが同時出走でスタート。この中にエリート、マスターズ、アンダー23、ジュニア、ユースは混じっています。愛媛からは2名がマスターズに参戦
騒速レーシングのサユリさんが必死で食らいつきます
しかし、ロードレースで日本トップ選手として走る唐見選手には敵わず。。
私も一応エリートクラスで出走しますのでサポートから選手への気持ち切り替え。
代表が使用しているレースバイクです。思い通りに走る素晴らしい性能
フィードで使用するボトルを用意。気温が高くなったので掛水用のボトルを追加
左:村上功太郎選手のサイン
中:東洋フレーム 竹之内悠選手のサイン(イケイケGOGO!)
右:BRIDGESTONE ANCHOR 沢田時選手&平野星矢選手のサイン
プロ選手のサインボトルをレースでガンガン使う自由な代表です。
エリートクラスには同時出走でアンダー23クラスが走ります。そこには松山大学から世界を目指す村上功太郎選手も出場。アンダー23クラスでの日本一獲得を目指します。そんな村上選手をフィールド社は応援します。
14:00エリート&アンダー23クラスのスタートです。ここからは私のレース感想的な感じで。
コロナ禍真っ只中の2021年、レースに出場する機会を逃し続け、今年最初のレースが全日本選手権というビックリな年。フィールド社の開業準備などでレースを走る様な体ではない事も重々承知はしておりますが、せっかく地元愛媛県で全日本選手権が開催されるのならば、エリートの出場資格を持っているのならば、とりあえず出走はしたいじゃないか。
57名のエントリーで私のゼッケンは51番過去の成績と今期の成績で順番は決まる。もちろんレースに出場していませんから、後列からのスタート。特に気負うこともなくスタート。最初の登りに差し掛かったところで前方の選手同士が接触して急減速。ゼロスタートとなり集団を追いかける。その先でも前方接触で減速を強いられる。が懸命にペダルを踏み前を目指します。
八幡浜のコースは序盤に狭い下り坂を走りますのでそこまでに抜けるところは抜きまくる必要があります。ので、私の持つ全ての技術を使って抜きます。
序盤に減速させられましたが、それなりに上手く抜け出すことはできて30番台前半で1周目の中盤を通過。練習も大してできておりませんが、思わずそこそこ走れてしまってビックリしました。
当然ここから順位を少しずつ落としながら走るのですが、2周目、3周目と足が攣りながら走る事に。おかげで今は脚がパンパンで歩くたびに痛みが。。。
このレースではトップ選手のタイムから80%離されると次の周回に入れないというルールがあります。なので私は3周でコースアウトさせられるだろうと予測していました。今の私の体力なんてそんなもんだと。ですから3周目が終わる最後の上り坂は全員がモガいてポジションの奪い合い。何名か抜いてコースアウトだ。と思いきやまさかの4周目突入。
そこから先の1周回はまるで苦行。泣くかと思いましたw
それでもたくさんの方に応援してうただいて嬉しく思いながら走りましたし、久しぶりのレースがめちゃくちゃ楽しくて最高でした。しばらくはお預かりしている作業やご注文の品を仕上げるのに手いっぱいなので練習はできませんが、12月後半くらいからは練習を再開して来シーズンは良い走りができるように体を戻していきたいですね。
あ、順位は44位で終えました。
ドロップオフの連続写真がありますので掲載しておきます。加重→抜重→ニュートラルポジション→着地となります。ドロップ苦手な皆さん。ドタンバタンなる皆さんのヒントになれば。
こんな感じにすると上手に走れますし、この一連の流れは他の事にも応用できますので活用してみてください。言っている事の意味がわからない場合はいつでも質問どうぞ!
村上功太郎選手はアンダー23クラスで惜しくも準優勝。こちらも優勝を狙ていての2位なので悔しい2位。されど2位。凄いっちゃー凄いんだけど、栄光はやはり優勝者に。
さてこの村上功太郎選手、ちょっと次のアクションを起こすことになるかと思います。愛媛から世界で戦える選手になるためのアクション。一緒に応援してくれる方を募集中です!
GIANT門田選手、新型ANTHEMを使用して5位!!
山鳥の西山選手 過去最高位獲得のエリート4位!! これってめちゃくちゃ凄いことなんですけど!!私的には物凄いことです。イケイケゴーゴー
エリートクラスデビュー戦の鈴木さん。最終LAPで私を抜き43位でゴール!
という感じの全日本選手権
愛媛県八幡浜市で全日本選手権が開催されるのは初めてのことで、とてもすごい事なんです。その全日本の舞台に愛媛からは開催地という事もあり28名が出走。普段はチームや団体が違えば行動もバラバラですが、今回は最後に集合写真でも撮りませんかと。ここからが始まりで協力しながら色んなことやっていきましょうと。騒速レーシング、GIANT、山鳥、愛媛MTB、松山大学が揃うなんて初めてのことですよ。コロナ禍で非常にいろんな事がやりにくくなっていますが、その分同じ競技を行う人たちの結束力高まっていますよ。
皆さんどんどん前向きに物事を進めていきましょう!!